(令和8年3月23日開催  令和8年通常総代会 理事長挨拶より)


   最上川土地改良区 理事長 田澤 伸一 
             

  

 本日は、お忙しい中、多くの総代の皆様よりご出席を賜り、ここに「令和8年通常総代会」を開催できますこと、心より御礼申し上げます。皆様より忌憚のないご意見を頂き、本区業務運営に反映して参りたいと考えております。

 まず、今春の「用水」についてですが、416日~20日の5日間を「点検用水の取水」、421日~510日は「代かき期の取水」となります。農地の集積により、戸別当たりの面積が拡大し作業に時間を要するようになったため、代かき期間を延長できないものかとの要望があり、10年程粘り強く要請し続け、ようやく令和4年度より、代かき期間を従来の10日間に加えその前後にそれぞれ5日プラスした従来の倍になる20日間に延長することが出来ました。しかし、この措置は豊水水利権によるもので令和8年度までの暫定的なもので、1年毎更新手続きを取る必要があります。もし現状の利用権が認められれば、9年度からは確定した水利権となります。特に4月26日以前の5日間を作業の平準化などに有効に活用して頂ければと思います。
 
 
昨年は生産者米価が高値で推移し、生産者は久々の喜びを味わうことが出来ました。しかし、消費者の国産米離れが進んでいるとの報道に不安を覚えた農家の方も多かったのではないかと思います。生産者米価に関していえば生産者が将来を見据え安心して営農を継続できるような、また若者が意欲を持って農業に参入できるような水準であるべきです。当然、消費者にとっては手ごろな価格であることも前提となります。

 
さて、近年要望の多い「ほ場の再整備」についてでありますが、令和8年度に国は新たに農業農村整備関係事業で「大区画化等加速化支援事業」を創設しました。この事業は、令和8年から令和11年の農業構造転換集中対策期間に畦畔除去による区画拡大や暗渠排水、用水路の管路化等の簡易な基盤整備を国が定額で支援する制度であります。内容は、「担い手に集約化する場合」や「1ha以上の大区画化をする場合」には定額の上限が引き上げられます。詳細は要綱等が出た段階でご説明させて頂きたいと思います。

 
また、現在関係各所と連携して策定を進めている「水土里ビジョン」ですが、水土里ビジョンは、地域の農業水利施設等の保全に向け、「地域計画」に基づく20~30年先の将来像を共有し、関係者が連携して取り組んでいくために創設するものです。策定のメリットは、水土里ビジョンに位置付けられた施設については、一部事業の手続きの簡素化、補助率の引き上げ。更に、農業農村整備事業等の新規地区採択に当たっての優先配慮などがあります。 本区に関していえば、老朽化が進み補修や更新の必要性のある水利施設が年々増えており、その対応策として、水土里ビジョンを策定し施設の改修・更新に対する農家の負担軽減を図って参りたいと思っております。

 次に、国が進める「女性理事登用」についてですが、まずは複数名からなる「女性会議」を設置して、各種会議や本区施設の視察等を通し、改良区への理解を深めていただき、提言などを頂く過程で人選をして参りたいと考えております。「男女共同参画」を進めることで本区の体制強化につなげて参りたいと思います。


 
次に、本日の総代会の主な議案について説明させて頂きます。令和7年度に関しましては議決事項、総議第16号「最上川土地改良区費収入支出第2回補正予算」について、県営灌漑排水事業費の増減と県営ほ場整備事業費が増減したことなどに伴う補正となります。令和8年度の議決事項に関しましては、水利施設保全高度化事業や県営ほ場整備事業に関わる内容の他、令和8年度収入支出予算等についてお諮りさせて頂いております。
 
十分ご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。



令和8年3月23日
最上川土地改良区 理事長 田澤伸一


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